「奨学金1000万」極貧学生から「年収1000万」薬剤師への”波乱万丈”大逆点ストーリー
「薬剤師っぽくない」と言われ続けた人生
💰お金✏️勉強🥼仕事❤️恋愛
赤裸々にお届けします!ぜひ楽しんでください✨
こんな方に向けた記事
- 薬学生の方
- 薬剤師の方
- 薬剤師に興味がある方
- 薬学部に入学するのが不安な方
#4【人権なし】成績ランク制が支配するアニメのような世界の続き
今回は、留年地獄が始まる薬学部3年生(rei22歳)のお話です。
勉強内容が基礎編から応用編になり、学生たちの生き残り戦が激化します。
私立薬学部からストレートで薬剤師になれるのは50%以下
1回も留年せずに薬剤師になれる学生はどのくらいいるのか、データをまとめてみました!
国公立と私立の比較
2020年(令和2年)度の入学試験・6年制学科生の修学状況のデータを元に計算
入学してから1回も留年せずストレートに国家試験合格できた割合
・国公立→ほぼ80%以上!
・私立→20~80%←ほとんどが50%以下
厳しいですね💦
私立薬学部は大学による差が大きいので、入学前に留年率をよく調べてからご検討ください!
10人中、6年後薬剤師になれるのが2−3人なんて本当に怖いです😱
ポイント
薬剤師の国家試験は毎年80%近い合格率です!
6年間しっかり勉強すれば薬剤師になるのは難しい話ではありません♪
Y大学薬学部の留年率
大学名が分かってしまうのでざっくりですが、
2020年(令和2年)度の入学試験・6年制学科生の修学状況のデータを元に計算すると、留年率は約60%のようです。
しかし、私の世代は更に悲惨でした。
一緒に入学して、一緒に薬剤師になれたのは4人に1人。
つまり、75%の同期が留年または卒業延期となってしまいました。
6年制薬学部の”異常”に広い学習範囲
薬剤師の勉強と聞いて、どんな内容がイメージできますか?
実は薬に関する範囲は半分もありません!
国家試験の点数配分を元に学習内容を整理してみます。
国家試験345問中、薬に関する項目は”薬理”と”薬剤”と”病態・薬物治療”の3つで120問→35%。実務95問中薬に関する問題が半分と仮定しても170問→49%
薬剤師になるためには、薬に関係ないけど薬を扱うための学習が必要になります。
水道水から大気汚染(PM2.5や放射線物質など)まで。
薬の枠を出て化粧品まで。
世界的に見ても厳しい日本の薬に関する法律「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」←名前が長過ぎね?
これらを全て網羅的に学習するのが、6年制薬学部です!
たった1年で”3割”の同期が留年する現実
学習内容が難しくなる3年生
3年生まではほとんどの同期と一緒に進級できました。
2年間は基礎的な勉強だったので、過去問や講義内で配られるプリントをしっかり対策していれば何とかなるレベルだったのです。
調子に乗ることを止めることができた私は→#4、周りと良好な関係だったと思います。
しかし3年生になってから学習内容が急に専門性を増してきました。
「遺伝子分野」
「細胞の働きのメカニズム」
「有機化学」
「感想文ではなく論文の記述法」
これはなかなか難しいな💦
大学受験の知識でアドバンテージがあった私も、3年生の学習内容は”初めまして”だらけになっていました。
何度も何度も教科書を見直し、理解し、頭に叩き込む毎日。
特待生の条件が満たせなくなったら
即退学だ💦
1つでも苦手分野があれば上位キープは不可能。自分との闘いでした。
同期の3割が留年した日
一緒に入学した同期は140人。
残念ながら3年生の時点で数人が留年していましたが、まだほとんどの同期と楽しい?辛い?キャンパスライフを送っていました。
そして恐怖の期末試験がやってきます。
試験1ヶ月前になるというと周りの殺気だった空気が肌に刺さります。
rei頼む!
勉強を教えてくれ!!!
もちろん!
一緒に勉強しよう♪
助けを求める友達も増えてきました。
試験は全部で"15科目以上"
それぞれ苦手分野克服のため、毎日遅くまでファミレスに集まり勉強をします。
私はお金(特待)のため←
に試験対策は1ヶ月前に終わっているので全力で教えました。
勉強会の集まりは人を更に集め、ファミレスに20人以上集まるようになりました。←ファミレスの方本当に申し訳ありません💦
そして期末試験スタート!
期末試験は約2週間に渡り行われました。
1日平均2科目。試験期間の間もファミレス勉強会は続きます。
いやお金キツかったですよ💦
←生活費2万円の極貧学生
そして試験結果発表の日・・・
教えていた友達の半分が進級できない状態😱
大丈夫!再試験がある!!(1科目多分2000円ぐらいした)
1ヶ月後再試験・・・・・・・
ほとんどの友達が進級確定✨
でも全員で進級はできなかったか。
悔しいな。
結果として
140名いた同期は
約40名留年することが確定しました。
進級できた同期も”留年する現実”の恐怖を強く覚える出来事となりました。
4年生に進級できた同期、そして留年してしまった先輩たちと楽しく過ごす日々・・・
のはずでした。
4年生に進級した私たちを待ち受けていたのは、
人気の研究室を奪い合うための、「仲間づくり、騙し合い」の始まりでした。