【薬剤師は皆の奴隷】否定できない理由と脱奴隷への３ステップ

記事を読んだ後、薬剤師になって正解だったと思える内容になっています。

「薬剤師って医療現場でこんな低い扱いなの？？」
「薬剤師の仕事こんなにつまらないのか」

感じたことはありませんか？

私はこの現状に怒りに近いものを感じています。

2006年から薬学部では6年制課程がスタート。
2012年には6年制薬剤師が誕生しました。

6年間も大学で勉強したのに奴隷扱い。

かなり反抗的な方法ですが

薬剤師が奴隷を抜け出すために考えた3ステップを提案します。

医師でもなく看護師でもなく、薬剤師で良かったと考えられるようになります。

薬剤師は誰の奴隷か？

薬剤師は医師・患者・政府に逆らえません。そして自分自身にも。

1つずつ確認していきましょう。

医師の奴隷

薬剤師は医師と対等になれることはありません。

医師と対等に働く薬剤師は、もちろん優秀です。

その場合も、医師が薬剤師に対等な立場を許した前提です。

薬剤師が望んで医師と対等に話せることはほとんどありません。

ドラマ化もされ大ヒットした薬剤師ストーリー”アンサングシンデレラ”

作中で、医師が「薬剤師は医者の奴隷だ」と放った言葉は大きな話題となりました。

医師との関係が悪くなれば、日々の業務に支障が出ます。
確かに薬剤師は仕事を続けるためにも医師に逆らうことは難しいのが現実です。

医師に怯えて仕事している薬剤師いませんか？

患者の奴隷

患者様のため、より良い人生のために勉強したはずなのに、ただの便利屋になっている

「薬はまだですか？」

薬剤師誰もが言われる言葉ですよね。

病院だと医師や看護師に言われる言葉ですね。

「薬を出すだけなのに遅い」とクレームがきます。

調剤薬局で働いていると、「保険証を忘れた」「アレが欲しかった」と患者様から電話が来ます。
高齢者ばかりの僻地です。「行く手段がないから持ってきて」と言われるのが当たり前の状況です。

薬剤師は便利屋ではありません。

調剤薬局でよく見られる光景ですが、薬や健康の相談は無料でしなければなりません。
6年間大学で勉強し、薬剤師になった後も時間とお金を費やして得た知識を無料です。
「はっ💢？」って感じてます。

しかも、薬剤師会など薬剤師の味方であるはずの組織が、「無料相談」を推奨しています。
「はっっ💢💢？」って感じてます。

薬剤師はボランティアでなったわけではありません。
薬剤師の努力と知識をタダ売りさせるこの風潮は願い下げです。

薬剤師、特に調剤薬局は健康サポート薬局や地域医療などを求められています。
タダ働き当然の扱いを受けることにならないか心配です。

薬剤師が安売りされていると感じたことはありませんか？

政府の奴隷

政府の定める診療報酬・調剤報酬というの餌の奴隷

2年に1回行われる報酬改定。毎回マイナス改定が続いてます。医療費削減の影響です。

プラスポイントがあっても、業務を増やなければプラスポイントは得られません。
人手や業務体制の改善。結局マイナスです。

薬剤師の業務も利益も全て、政府の定める報酬体系に左右されます。

政府が用意した利益をいかに取るかの勝負です。

どんなに知識をつけても、
どんなに丁寧な対応をしても、
どんなに大きな貢献をしても、

決められた利益しか得られません。

料金一律、ミスの許されない、常に学び続ける聖人君子のサービス業

これが薬剤師です。（他の医療職も同じですね）

そして今まで与えられた利益は減らされていきます。

調剤薬局の例を出します。

後発医薬品調剤加算という報酬があります。
値段の安い”後発医薬品＝ジェネリック医薬品”をたくさん扱えば、加算が得られます。

このいわゆる後発加算はどんどん減らされてます。
後発医薬品の使用量（％）と加算の変化を表にまとめました。

令和2年改定	平成30年改定	平成28年改定	平成26年改定
			55%以上　18点
		65%以上　18点	65%以上　22点
75%以上　15点	75%以上　18点	75%以上　22点
80%以上　22点	80%以上　22点
85%以上　28点	85%以上　26点
	20%以下　2点減
40%以下　2点減

条件はどんどん厳しくなり、点数も下げられてます。平成30年以降は減点も設けられました。

調剤報酬の変化によって薬剤師は働き方は変わります。
そしてほとんどの場合、利益はどんどん減らされます。政府の都合で働き方を変えられます。

薬剤師は目の前に餌（利益）をぶら下げられた馬のようではないですか？

自分自身の奴隷

頑張った過去の奴隷「あなたは薬剤師を辞めれますか？」

薬剤師は恵まれない環境でも辞めることができません。過去の自分が足枷になっています。

理由は2つ。
・薬剤師になるまでの過程が大変
・年収が他の職業に比べて高め
だからです。

薬剤師になるのは大変です。
薬学部試験合格→難しい勉強の連続→CBT・OSCE・実務実習→国試合格
本当に長い道のり、お疲れ様でした！

難関を乗り越え手にした薬剤師。平均年収ご存知ですか？

日本の平均年収436万円に比べて、薬剤師は高年収と言われます。

私はまったく薬剤師が高年収と思っていません！
薬剤師は今6年も大学に通ってます。4年制時代でも難しい国家試験を受かっています。

平均年収436万円の対象者は大学に進学しなかった人の年収も含まれます。
薬剤師と比べることが間違っています。

ちなみに、公務員の平均年収が682万円です。薬剤師の590万円は完敗ですね。

厳しい過程を乗り越え、ミスの許されない厳しい仕事環境。得られるのは高くない収入。
それでも薬剤師は薬剤師を辞めることができません。

苦労して取った資格だからこそ、薬剤師を辞めることは心理的に難しいものです。

今後薬剤師が過剰になり、薬剤師業界の環境が悪化することはすでにわかっています。
→【将来絶望】薬剤師の需要減！稼ぐなら”今”にこだわって生きろ！

あなたは薬剤師辞められますか？

薬剤師が奴隷を抜け出す3ステップ

わがままな薬剤師目指してます

医師・患者・政府・自分のプライド。多くの縛りを感じながら、薬剤師環境を変えることも辞めることもできない現実。

私はせっかく取った薬剤師という資格を有効に使うことを決めました。

そして、嫌なことは嫌と言える薬剤師になる方法を考えました。

医師・患者・社長に嫌われても大丈夫な強いメンタルを持つ！などの精神論は捨てます。心が病みそうです。

必要なのは、いつ辞めても大丈夫な財力です。
周りの目を気にして奴隷のように仕事するのは、結局お金が必要だからです。

だったら薬剤師としていっぱい稼いで、お金貯めて、「いつ辞めてもいいですけど？」と自分の正しいことを言える環境を作ってしまえば良い。

①転職で年収を上げる→②増えた収入を投資に回す→③好きに働く

詳しく説明します。

脱奴隷ステップ①年収を平均以上にアップ

年収を600万円以上にアップさせることは簡単です。

調剤薬局では年収600万円以上の求人がゴロゴロあります。

薬剤師の平均年収は約590万円。初任給は約452万円。
調剤薬局なら年齢に関係なく平均年収を超えることは簡単です。

職業別に見ると、
・製薬会社は550～880万円。
・病院は500～650万円。
・調剤薬局は450～600万円。
・ドラッグストアは350～450万円。

上記でダントツおすすめなのは、調剤薬局です。年収600万円の求人がたくさんあります。
→薬剤師の求人・転職なら「ファルマスタッフ」調剤薬局の高収入求人が業界最多の転職エージェント

製薬会社は経営効率を上げるためにリストラが続いてます。年収を上げるには営業力も必要です。おすすめしません。

病院は主任、薬剤部長に昇進すれば給料がグッと上がります。しかし、病院で昇進するのは狭き門です。病院は赤字経営も多いのでおすすめしません。
→【病院vs薬局】薬剤師決着！将来有利なのはどっち？知らないと損する裏事情←病院の7割が赤字経営

ドラッグストアは調剤併設が増えてきていますが、まだまだ薬剤師の職場が少ない状況。将来優良な転職先ですが、今はまだ転職が難しいのでおすすめしません。
→【病院vs薬局】薬剤師決着！将来有利なのはどっち？知らないと損する裏事情←調剤併設ドラッグストア増加

業種を変えて、年収アップを狙えるのは薬剤師の特権です！

調剤薬局でおすすめの転職サイトは高年収情報が豊富なファルマスタッフです！

ただし転職サイトのエージェントとは相性もあります。
知名度の高いマイナビ薬剤師や薬剤師登録者数No.1の薬キャリ、1人1人の希望に合わせてくれるお仕事ラボなど他も一緒に登録することをオススメします♪※やりとりが大変なので3つまでが良いです！

好条件な求人は、非公開で転職エージェントしか持っていません。
業界の動向や最新情報を素早く掴むこともできるので全員登録はしておくべきです。

転職活動は大変です。
質の良い転職エージェントとマッチすることが転職成功への近道です。
全て無料なので、気になった転職サイト全部に登録するのがおすすめ！合わなかったら解約して断れば良いだけです♪

脱奴隷ステップ②お金を投資に回して資産形成

毎年500万円投資して、1億円を目指してます。

1億円貯まれば、毎年400万円は働かなくても増えていきます。今流行の早期リタイア（FIRE）ですね。
毎年400万円の収入が約束されていれば、職場にしがみつかず自分の好きなように働くことができます。
働かない自由すら手に入ります。

転職と昇給を経て現在年収約1000万円あります。手取りだと700万円程度です。

このうち500万円を全て投資に回してます。節約頑張ってます
投資先は米国株S&P500インデックスファンドと全米株式ファンドどちらもアメリカ企業への投資です。

S&P500は過去平均して毎年7~10%の利回りで増えています。
7%で増えていくと13年で1億円、10%で増えていくと11年で1億円貯まる計算になります。

投資を考えている方は今すぐ開始することをおすすめします。
投資は早ければ早いほど有利です。複利の力が働きます！

複利・・・10%ずつ増えれば、500万円→550万円50up→605万円55up

1000万円に達しなくても

年収600万円は手取りで470万円
→節約すれば300万円は投資できます。

300万円投資
7%利回り→18年で1億円 　10%利回り→15年で1億円

年収700万円は手取りで550万円
→節約すれば400万円は投資できます。

400万円投資
7%利回り→15年で1億円 　10%利回り→13年で1億円

資産形成に興味を持った方はこちらもご覧ください
→【絶対1億貯まる】薬剤師が金持ちになる具体的な方法を徹底解説

脱奴隷ステップ③お金に囚われず好きに働く

世界一周旅行に行く余裕がありますか？

世界一周旅行に興味がない方も自分自身に問いかけてみてください。
「世界一周旅行できるほどの、時間とお金に余裕がありますか？」

薬剤師は忙しい。ですが、やりたいこともせずに人生終わるなんて私は嫌です。

一生懸命勉強して薬剤師になり、薬剤師になってからも勉強と業務に追われる人生。

卒業しませんか？

大切な人と過ごす時間をもっと過ごしてみませんか？

1億円貯まれば、好きな場所で、パート、フリー、短期で仕事。1ヶ月の長い休みを取る。何でもできます！

薬剤師はまだ需要が高い

薬剤師はまだ売り手市場で、転職では薬剤師側が有利です。

転職では、20−30代でも好条件な案件が多くあります。600万円、700万円の求人は簡単に見つかります。

1億円を貯めるには、できるだけ早く多くの金額を投資に回すことです。

独立したり会社を作ったりする以外で、若く1億円貯められる業種は限られています。
薬剤師はその数少ない1億円貯められる業種です！

医師は薬剤師に比べて激務です。1億円は貯めやすいですが、自分のフリーな時間がありません。
看護師は薬剤師と異なり、転職で年収を大幅に上げることが難しい職業です。

薬剤師は、時間と年収アップしやすさでとても有利なポジションになります。

将来薬剤師は過剰になり、競争が激化するのはわかっています。
→【将来絶望】薬剤師の需要減！稼ぐなら”今”にこだわって生きろ！←薬剤師が12万6000人余る

今できるだけ稼いで将来の自由を手にしましょう。

薬剤師は奴隷じゃない

薬剤師業務は高レベルな仕事です。

残念ながら薬剤師会は弱いです。医師会に逆らえない。看護師会よりも発言力が低いのが現実です。

簡単に業界のパワーバランスや雰囲気は変えられません。

しかし、自分1人なら今から変えられます。

薬剤師の将来は明るくはありませんが、薬剤師を必要としている場所はあります。

奴隷ではなく、求められる薬剤師になれます。自分の正しいと思える薬剤師になれます。

①転職で年収を上げる→②増えた収入を投資に回す→③好きに働く